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    1: しじみ ★ 2018/08/25(土) 13:53:15.02 ID:CAP_USER
    東京工業大学は、藻類で"オイル生産"と"細胞増殖"を両立させることにより、オイル生産性を野生株(親株)と比べ56倍に向上させた藻類株の育種に成功したと発表した。

    同成果は、同大科学技術創成研究院化学生命科学研究所の福田智 大学院生(研究当時)、平澤英里 大学院生(研究当時)、今村壮輔准教授らの研究グループによるもの。詳細は、英科学雑誌「Scientific Reports」に掲載された。

    国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)には、クリーンで持続可能なエネルギーの利用の拡大、地球温暖化への具体的なアクションなどが盛り込まれている。そうした中、微細藻類によるオイル生産は、SDGsを達成するための重要な技術と考えられているが、微細藻類がオイルを生産する条件には、栄養の欠乏といった、細胞の増殖には適さないものが含まれることが問題視されてきた。そのため"オイル生産"と"細胞増殖"を同時に実現することは、藻類バイオ燃料生産実現において解決すべき課題と位置づけられてきた。
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    bug_jouou_ari
    1: がしゃーんがしゃーん ★ 2018/08/25(土) 07:00:09.73 ID:CAP_USER9
    働かないアリと過労死する働きアリ。“昆虫博士”の驚きの発見 - 土畑重人(昆虫生態学研究者)

    働かないアリの謎に迫る


     「それがアミメアリです。日本ではアミメアリはどこにも存在していて、行列しているアリは十中八九アミメアリです。普通、アリは女王アリと働きアリがいて女王アリは産卵し、働きアリがエサを運び巣を管理するんですが、アミメアリはちょっと変わっていて、全員が卵を産み、みんなに平等にエサを与えて、みんなで育てる。女王とワーカーといういわゆる階級の差がないんです」

     共同で助け合って平等な社会を形成している。ある意味、理想の社会を実現してきたアミメアリの中に働かないアミメアリが出てくると、社会はどうなっていくのか。ニートや引きこもり、80代の親が50代の子を支える8050(はちまるごまる)問題などの言葉を生み出している人間の社会を頭の片隅で重ね合わせてみると、にわかに興味が湧いてくる。

     「働かないアリは遺伝子的に決まっていて、働かないアリの子もやっぱり働かない。働かないから働くことにエネルギーを使わずにすみますので、その分、長生きで卵をいっぱい生みます」

     たくさん産んだ卵の世話もしないし、もちろんエサも取りに行かない。そうなると、働きアリはその特性をますます顕著に発現して、社会を維持するために、働かないアリの割合の増加に応じて労働量がどんどん増えていき、やがて過労死してしまう。結果、さらに働かないアリの割合が増える。

     土畑は、大きな2つの壜(びん)を机の上に並べた。1つは働きアリだけの壜、もう1つは働かないアリだけの壜。働きアリたちの壜は卵も元気で巣もきれいに保たれているのに対して、働かないアリたちの壜は、卵の多くは死んでしまって巣も掃除しないから非常に汚い。

     
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    animal_namakemono
    1: 砂漠のマスカレード ★ 2018/08/25(土) 07:54:48.34 ID:CAP_USER9
    ────代謝率が低いほど、生き残る確率が高くなる……

    貝類などの現存種と絶滅した種の化石から、代謝率と絶滅の関係を調査したところ、代謝率が高い種ほど絶滅する確率も高くなることがわかった。
    代謝率の低い「怠け者」の種のほうが、生存率が高いことになる。

    ■ カンザス大の研究

    米カンザス大学などの研究者チームが実施した調査で、英王立協会が刊行する生物学分野の学術誌「Proceedings of the Royal Society B」(王立協会紀要B)に論文が掲載された。

    研究チームは、現存種と絶滅種のサンプルの入手しやすさから、西大西洋の貝類を対象に調査を実施。
    鮮新世中期から現在まで約500万年間に生息した299種の軟体動物(二枚貝と腹足類)の代謝率(個体が1日生きるのに必要とするエネルギー量)を分析した。

    その結果、絶滅した種の代謝率は、現存種よりも高くなる傾向が見られた。
    代謝率が低いほど、生き残る確率も高くなるという。

    ■ コミュニティー全体でエネルギー摂取量は一定

    研究チームはまた、新種の登場と既存種の絶滅が繰り返される過程のなかでも、各種が属するコミュニティー全体の累積的な代謝率は安定していることを発見した。
    エネルギー摂取の点で、コミュニティーのある種が絶滅しても、新種が誕生したり、既存種の個体数が増えたりして、バランスが保たれるからだという。

    数百万年の間に、無数の種が絶滅したにもかかわらず、コミュニティー全体のエネルギー摂取量は変わっていないとしている。
    研究チームは、こうした研究成果を他の海洋生物に一般化できると考えているが、他の生物群にも当てはまるのかどうかは今後の研究課題だとしている。

    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180824-00010008-newsweek-int
    8/24(金) 19:18配信

    スレッドURL: http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1535151288/

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    1: ニライカナイφ ★ 2018/08/22(水) 10:24:01.99 ID:CAP_USER9
    ◆置くだけで「ゴキブリを家に寄せ付けない装置」が話題!

    Twitter上で「ゴキブリを家に寄せ付けない方法」が注目を集めています。

    ■ゴキブリを家に寄せ付けない方法

    ミュージシャンの谷口雄さん(@yutanigu_ch)は8月8日、「ゴキブリを家に寄せ付けない方法」をTwitterに公開しました。
    暑い季節は自宅に虫が発生しやすいため、市販の防虫剤を設置したりしますが、あまり効果がない場合も…。

    谷口雄 @yutanigu_ch
    以前ツイッターで見かけたこれを導入して以来、我が家でGを見かけることは無くなりました!
    100均のアロマに無水エタノール9:1ハッカ油、揮発防止でグリセリン。
    https://twitter.com/yutanigu_ch/status/1027044954890067969

    そこで谷口さんは以前、SNSで見かけた方法を実際に試してみることにしたそうです。
    まずは100円ショップのアロマセット、無水エタノール、ハッカ油、グリセリンを用意。

    100円ショップのアロマセットに付属している小瓶に、材料を入れたら、あとはゴキブリが出やすい場所に設置するだけ!

    谷口さんによると、これを導入して以来ゴキブリを見かけなくなったそうです。
    手軽な材料で自宅にゴキブリが出なくなるのは嬉しいですよね。
    ツイートには「大変参考になりました」「僕も試してみます!!」などの声が寄せられ、「いいね」も11万件を突破していました。



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    1: しじみ ★ 2018/08/21(火) 08:29:20.84 ID:CAP_USER
    ■過去10年で最悪の赤潮に苦しむフロリダ州で、地元の科学者たちが開発した装置への期待が高まっている

    米フロリダ州が、赤潮の大発生に苦しんでいる。過去10年で最悪の赤潮が海面を覆い、地元の漁業や観光に打撃を与え、海洋生物の大量死を引き起こしている。

    赤潮は、プランクトンの大量発生で海が変色する現象。プランクトンの種類により色は赤とは限らない。フロリダでは昨年から、史上最長といわれる赤潮が続いている。死んだ魚ばかりか、数日間だけの普通の赤潮なら耐えられるマナティやイルカなど大型哺乳類の死骸までが打ち上がる。浜辺には悪臭がたちこめ、ビーチには人っ子ひとりいない。そんなフロリダを救うため、地元フロリダの科学者が、赤潮退治の方法を開発した。

    同州サラソタ郡のモート・マリン研究所が開発したその装置、「オゾン・トリートメント・システム」を使えば、2017年10月の大量発生以降、同州に多大な被害をもたらしてきた赤潮の原因となる有毒な微生物を除去することが可能になるかもしれないのだ。米CBSニュースが8月18日に報じた。

    まず、赤潮の被害を受けた汚染水を吸い上げる。次にオゾンを注入し、毒を放出する微生物を殺す。最後に、浄化された水を海に排出する。毎分約1135リットルの処理能力がある。ただしオゾンには毒性があるので、浄化以外の用途で外に漏れないよう管理を徹底する必要がある。

    「これで赤潮も、毒も、異常発生で海を汚染する過剰な微生物も除去できる」、と装置を開発したモート・マリン研究所のリチャード・ピアス博士は言う。

    ■別の地域でもきっと応用できる

    科学者たちは今年6月、この装置を使った初の実験を行い、プールの水から赤潮を取り除くことに成功した。さらに8月17日までの1週間、フロリダ州南部ボカグランデにある運河で行った実験も成功したことから、赤潮被害を受けた州内の別の地域でも必ず応用できる、と研究チームは確信する。

    採取したサンプルの分析結果は今週中に公表できる予定だと言う。

    装置が公開されるわずか数日前の8月13日、フロリダ州のリック・スコット知事は7つの郡に赤潮の非常事態宣言を出した。対象はシャーロット郡、コリアー郡、ヒルズボロ郡、リー郡、マナティ郡、ピネラス郡、サラソタ郡だ。

    観光エリアにあたる地元のビーチでは、今年8月だけで120万トン以上の魚や海洋生物の死骸が回収された。

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    ニューズウィーク日本版
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/08/post-10806.php

    スレッドURL: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1534807760/

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    1: しじみ ★ 2018/08/17(金) 15:00:05.02 ID:CAP_USER
    ゾウはガンになりにくいことが知られており、科学者たちはその仕組みを解き明かそうと長年研究を続けてきました。
    シカゴ大学の研究者たちによる最新の論文によると、ゾウは死んだ遺伝子を復活させて「ガン細胞を殺す」というタスクを割り当てることで、腫瘍を破壊するという驚がくのメカニズムを有していることが明らかになっています。

    A Zombie LIF Gene in Elephants Is Upregulated by TP53 to Induce Apoptosis in Response to DNA Damage: Cell Reports
    https://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247(18)31145-8

    Elephants Hardly Ever Get Cancer, And We May Finally Know Their Secret
    https://www.sciencealert.com/lif6-pseudogene-elephant-tumour-suppression-solution-petos-paradox

    動物は細胞が多いほどガンを発症するリスクが増えると考えられており、例えば大型犬は小型犬よりもガンになりやすい傾向にあることが研究により明らかになっています。
    しかし、異なる種の動物を比較するとその概念は成り立たないことが明らかになっており、体の容積や相対的寿命とガンの発症率の間には相関関係がないそうです。
    「細胞が多いほどガンの発症率が高くなるはずなのに、体の容積とガンの発症率には相関関係がない」という矛盾した事実が多くの科学者たちを混乱させてきており、その最たる例がゾウでした。

    2015年に公表された研究から、体の大きなゾウにおけるガンによる死亡率はわずか5%弱であることが明らかになっています。
    「細胞が多いほどガンの発症リスクが高まる」という理論から考えると、巨体のゾウは人間よりもがん発症のリスクが高いはずですが、実際は人間のガンによる死亡率(11~25%)よりもはるかに低い数字が出ており、ゾウがガンに対する強い耐性を備えていることは明らかです。
    2015年の研究では、ゾウがガン形成を抑制するp53遺伝子(TP53)の大量のコピーを持っており、これがDNAの損傷を発見し、細胞の修復や閉鎖を指示するための物質を生成していることが明らかになっていました。

    人間を含めた大部分の哺乳動物は、p53遺伝子の一部が変化したコピーを2種類しか持っていないのですが、ゾウはなんと38種類も持っているため、ガンを早期発見して即座に対処することが可能であると考えられていました。

    マウスを使った実験なら体内でどのようなことが起こっているのかを確かめることは簡単ですが、ゾウのような大型の動物でがん抑制遺伝子がどのように働くのかを理解することは容易ではありません。
    そこで、遺伝子学者のビンセント・リンチ氏と研究チームは、ゾウや同じ祖先を持つとされるマナティーのような動物の組織サンプルを採取し、DNA細胞に損傷を加える発ガン性物質を使って組織サンプルがどのように変化するのか観察しています。
    そして、観察の結果についてリンチ氏は「ゾウの細胞はDNAが損傷するとすぐに死んでしまうので、ガンになる危険がありませんでした」と語りました。

    観察の結果、研究チームはガン抑制因子として働くこともできる白血病阻止因子(LIF)に目を向けます。ゾウの遺伝子を調査したところ、p53遺伝子と同様に、多数の「LIF遺伝子のコピー」が存在していることが明らかになります。

    ゾウは「LIF遺伝子のコピー」のひとつであるLIF6を持っており、これは通常は非活性化しています。このLIF6はp53遺伝子と密接な関係を持っており、「p53遺伝子がLIF6を活性化させる」そうです。
    活性化したLIF6がガン抑制因子として働くことで、ガン細胞のアポトーシスを誘発させ、発ガン性物質によりDNAが損傷した細胞を積極的に細胞死させるので、体内でガン細胞が広まることは防がれるというわけです。


    なお、自然界に生息する動物の中でガンに強い耐性を持つのはゾウやゾウに近い種だけではなく、メクラネズミも独自の秘密を持っています。

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    GIGAZINE
    https://gigazine.net/news/20180816-elephants-cancer-secret/

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    1: しじみ ★ 2018/08/17(金) 15:06:54.66 ID:CAP_USER
    韓国の研究所では複数の医者が、資産家や著名人のために「一度死んだペット」のクローンを作成しています。
    そんなクローンビジネスが盛んな「クローン犬」に関する最先端の情報について、海外メディアのVanity Fairがビジネスの中心にいる外科医のファン・ウソク氏へのインタビューと合わせてまとめています。

    Inside the Very Big, Very Controversial Business of Dog Cloning | Vanity Fair
    https://www.vanityfair.com/style/2018/08/dog-cloning-animal-sooam-hwang

    韓国・ソウルのある外科医チームは、ガラス張りのオペ室で学生たちに見守られながら、妊娠した犬のお腹を切開して赤ん坊を取り出すという、まるで興行師のようなオペを行っているそうです。
    そして驚くべき点は、お腹から取りだした赤ん坊犬がクローンであるという点です。
    オペを担当しているファン・ウソク氏は、世界で初めてクローン犬を誕生させたことで知られる人物で、秀岩生命工学研究所というクローン犬の作成をビジネスとしている企業の所長を務めています。

    世界で初めて哺乳類の体細胞クローン羊であるドリーが誕生し、世界中を驚かせたのは既に20年以上も昔の話。
    当時、メディアは生物の遺伝的レプリカを作成することは暗黙の恐怖に飛び込むことだとはやし立てましたが、今では人工知能やゲノム編集、キメラなど、より驚くべき技術が登場しており、クローンに対する恐怖はもはや小さなものになりつつあります。

    2017年3月には海外セレブのバーブラ・ストライサンド氏が死んでしまった愛犬・サマンサのクローン犬を2匹飼っていることを明かしているように、クローンに対する抵抗感が薄れてきているというのは明らか。
    なお、ストライサンド氏はアメリカ・テキサス州のペットクローン会社・ViaGen Petsで愛犬サマンサの口と胃から採取した細胞をもとにクローン犬を作成したとのこと。

    しかし、ストライサンド氏がクローン犬を飼っていることを明かしたあと、動物愛護団体などから抗議の声があがりました。
    それでもストライサンド氏は意に介していない様子で、「私は14年間も共に歩んできた愛するサマンサを失ってひどく落ち込みました。そして何かしらの形で彼女と共にありたいと考えていたのです。
    サマンサのDNAの一部があれば彼女の分身とこれからも共に生きられることを知ったあとは、私にとって簡単な決断でした」とクローンを生み出す決断は簡単なものだったと話しています。
    なお、クローン犬の作成費用は5万ドル(約550万円)だそうです。

    倫理学者たちは長らくクローン動物の道徳性について議論してきました。人間に生き物のコピーを作り出す権利があるのか、また、クローンプロセスにより生じる苦痛を本当に考慮しているのか、など多くの観点からクローンについての議論が行われています。
    既存のクローン技術では、「1匹の健康なクローン犬」を生産するには12個以上の胚が必要となります。
    これは、クローンを身ごもる代理母が時間の経過と共に命の危険が増していくというリスクを抱えており、また、12個の胚があってもほとんどが流産などで死んでしまうためです。
    それでも、2005年にウソク氏が初めて作ったクローン犬は100匹以上の代理母に1000個以上の胚を移植して誕生したものであり、当時と比べるとクローン犬の作成技術は格段に進歩しているといえます。

    続きはソースで

    https://i.gzn.jp/img/2018/08/13/inside-business-dog-cloning/02.png
    ウソク氏がオペで母親のお腹から取り出したクローン犬
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    ■動画
    World's smallest living dog, Miracle Milly, cloned 49 times in South Korea https://youtu.be/04xmWsCCTY8



    GIGAZINE
    https://gigazine.net/news/20180813-inside-business-dog-cloning/

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    1: たんぽぽ ★ 2018/08/17(金) 21:41:02.71 ID:CAP_USER
    https://this.kiji.is/403147325973283937
    2018/8/17 20:48

    新種のナマズ発見、61年以来
    三重の川、国内4種目

     滋賀県立琵琶湖博物館(同県草津市)などのチームは17日、三重県の伊勢湾周辺の川で見つかったナマズを新種と確認したと発表した。谷川に生息することから「タニガワナマズ」と命名した。在来種は3種が知られ、新たな発見は1961年以来。成果は国際学術誌に掲載された。

     同館によると、これまでの3種のうち2種は琵琶湖・淀川水系固有種のビワコオオナマズとイワトコナマズ。もう1種は各地の川や沼に生息するマナマズ。


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    滋賀県立琵琶湖博物館などのチームが発表した新種の「タニガワナマズ」(同博物館提供)

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    1: しじみ ★ 2018/08/17(金) 22:22:51.92 ID:CAP_USER
    どうしても手を出さずにはいられませんでした。

    先日、野生のシャチに専門家が初の医学的介入を試みました。弱っていた子シャチに抗生物質を投与したそうです。

    ■絶滅危惧種のサザンレジデント・キラーホエール

    アメリカ海洋大気庁の生物学者チームとバンクーバー水族館、その他の機関が「J50」、通称スカーレットと呼ばれる3歳のシャチを数週間に渡って追跡していました。原因は明らかではありませんが、彼女は命が危ぶまれるほどの低体重で、しばしば昏睡に陥っているようでした。

    スカーレットは、絶滅危惧種に指定されているサザン・レジデント・キラーホエールの1匹で、76匹が集う群れ「J-ポッド」のメンバーです。それぞれのポッドのメンバーの命、特にメスの命を維持することは非常に重要とされているため、特別処置として野生動物への医学的介入が行なわれました。

    ■診断は栄養失調だけど、抗生物質を予防的に投与

    APによると、先日、バンクーバーに住む獣医師のマーティン・ハウレナさんは、ワシントン州のサンフアン島近くのボートからスカーレットを目視検査しました。そして彼のチームの協力のもと、ハウレナさんはダーツを使って近距離から抗生物質を投与しました。なお、衰弱の原因ですが、スカーレット以外のポッドのメンバーに栄養失調の兆しは見られないため、食料不足は考えられないようです。

    カナダの漁業/海洋研究科学者であるシエラ・ソーントンさんはCBCに「スカーレットの病理診断は栄養失調以外下されていません。なので抗生物質による治療は予防的なものです」と話しています。今後、チームは観察を継続し、抗生物質や他の薬物とともに生きたキングサーモンを与えることを検討する予定です。

    ■タクレアと呼ばれる、母親のシャチもニュースに

    実は、サザン・レジデント・キラーホエールに関するニュースは今年の夏で2度目です。前回はメスの成獣のJ35、通称タレクアが死んだ我が子を離さず17日ともに泳いだと報じられて涙を誘いました。

    タレクアの精神面を考慮し、専門家は無理に死んだ子シャチを引き離すことなく見守る方針だったそうです。

    スカーレットの栄養失調も精神的なものから来るのでしょうか。回復してほしいですね。

    https://assets.media-platform.com/gizmodo/dist/images/2018/08/14/180814antibioticorca-w960.jpg
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    https://www.gizmodo.jp/2018/08/medicated-a-wild-killerwhale.html

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    1: しじみ ★ 2018/08/17(金) 15:24:01.43 ID:CAP_USER
    【8月17日 AFP】コムギのゲノム(全遺伝情報)を初めて完全解読したとの研究結果が16日、発表された。今後数十年にわたり増大し続ける世界人口に食糧を供給する助けになる画期的な成果だと、専門家らは指摘している。

     世界人口の3分の1以上の食糧を賄うコムギは、人の食事で肉類を上回る量のタンパク質を供給し、摂取する食物エネルギーの約5分の1を作り出している。

     だが、気温が高く乾燥した天候では栽培がより難しくなるため、気候変動に起因する地球温暖化の進行に伴い、こうした困難な状況がさらに悪化することが予想される。そうした理由から、気温が上昇する環境でより少ない水を用いて栽培できる、より病気に強い品種が世界には不可欠だと専門家らは主張している。

     英ロザムステッド研究所(Rothamsted Research Institute)の機能ゲノム科学者コスチア・カニュカ(Kostya Kanyuka)氏は「今回の結果により、農業的に重要なコムギ遺伝子を同定する取り組みが大幅に加速される。これには主な真菌病と闘う一助となると考えられる遺伝子も含まれる」と話し、「これは小麦育種者らにとって直ちに大いに役立つ結果であり、新たなエリート品種の開発を加速するに違いない」と付け加えた。

     米科学誌サイエンス(Science)に掲載された論文によると、コムギの包括的なゲノムの解読は13年に及ぶ歳月を要した「途方もなく大きな難題」だったという。なぜならパンコムギ(学名:Triticum aestivum)のゲノムには人間のものより遺伝子が5倍も多く含まれているからだ。

     国際コムギゲノム解読コンソーシアム(IWGSC)が主導した今回の研究によると、20か国200人の科学者チームがゲノムの完全解読に成功したのは、世界で最も広く栽培されている作物パンコムギの一品種「チャイニーズ・スプリング(Chinese Spring)」だという。

     論文では「2050年までに96億人に達すると予測される世界人口の食糧需要を満たすには、コムギの生産性を年に1.6%上昇させる必要がある」と記された。

     コムギのゲノムには10万7891個の遺伝子が含まれており、その複雑なゲノムには、DNAを構成する塩基対が160億対含まれている。それに比べて、人間の遺伝子は約2万個で、塩基対は30億対だ。(c)AFP

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    http://www.afpbb.com/articles/-/3186305

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