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    1: しじみ ★ 2018/08/04(土) 19:18:16.20 ID:CAP_USER
    (CNN) 英イングランド南部ウィルトシャーにある古代の巨石遺跡「ストーンヘンジ」。そこに埋葬されている人の40%は遠く離れたウェールズ西部出身だった可能性がある――。英科学誌サイエンティフィック・リポーツに2日、そんな研究結果が発表された。

    ストーンヘンジに埋葬されている人の出身地に関して、直接的な証拠を提示した研究はこれが初めてだという。従来の研究の多くは建設の方法や目的が中心で、埋葬者や建設に携わった人々には焦点が当たっていなかった。

    ストーンヘンジの建設は紀元前3000年にさかのぼり、遺体も火葬されていることから、埋葬者についての研究は容易ではない。ストーンヘンジは初期の時代には、主に墓地としての役割を果たしていた。

    論文の筆頭著者クリストフ・スノーク氏は、ベルギー・ブリュッセル自由大学の博士研究員(ポスドク)で、考古学の分析に化学工学の技術を活用。分析の結果、埋葬者の40%はウェールズ西部が出身地である可能性があることがわかった。ウェールズ西部は、ストーンヘンジを構成する石の中で小規模な「ブルーストーン」の産地と考えられ、こうした石の輸送やストーンヘンジの建設にウェールズ出身者が携わっていた可能性が高い。

    スノーク氏は英オックスフォード大学考古学研究所で博士課程の研究を行っていた際、火葬された骨にも重要な情報が残っていると示すことに成功。今回はイングランドの歴史遺跡を管理する団体から、25体の火葬遺体を「ストロンチウム同位体分析」と呼ばれる新しい技術で分析する許可を得た。

    ストロンチウムはアルカリ性の土類金属で炭素より重く、死の直前10年間で口にしていた平均的な食べ物を反映する。一方、地質学的な組成や土壌はストロンチウム同位体の比率として表れる。遺体の骨にストロンチウム同位体分析を施すことで、こうした人々が生涯最後の10年間に住んでいた場所を割り出すことができる。

    対象となった人骨は紀元前3180~2380年のもので、考古学者のウィリアム・ホーリーが1920年代に発掘した。ホーリーはそれをストーンヘンジの「オーブリーホールズ」と呼ばれる穴に埋め戻していた。

    スノーク氏は「火葬はDNAを含むすべての有機物を破壊するが、無機物は残る。歯のエナメル質の研究から、遺体の無機物に膨大な情報が含まれていることがわかっている」と説明する。

    火葬中の温度は、方法にもよるが華氏で1000度を超えることもある。スノーク氏によると、火葬で炭素や酸素といった軽元素は大きく変化するが、ストロンチウムなどの重元素には変化が見られず、「逆に高温に達することで骨の組成が変化し、埋葬された土壌からの影響を受けにくくなる」という。

    分析の結果、15人は現地の人で、残り10人はウェールズ西部を含む英国西部で暮らしていた可能性がわかった。また火葬の方法は一様ではなく、異なる燃料を利用したか、異なる条件下で実施されたとみられるという。現地の人はストーンヘンジ周辺のような開けた土地で育つ木のまきを積んで火葬された一方、他の人はウェールズ西部のような森林地帯で育つ木を燃料に火葬された可能性がある。

    だが、ウェールズで火葬されたとしたら、なぜストーンヘンジに遺体があるのだろうか。

    ホーリーは1920年代の発掘の際、いくつかの火葬遺体は皮の袋に入っていたと述べており、スノーク氏は遺体が「埋葬のために遠隔地から運ばれた」と考えている。

    論文でも、ブルーストーンがストーンヘンジに立てられたときに遺体が持ち込まれたのだろうとの考察が示されている。最近の研究では、ブルーストーンは当初、オーブリーホールズの中に立っていた可能性が示唆されていて、今回の研究結果は研究者に対して説得力を持つ内容となる。

    ストーンヘンジの石や人骨がウェールズと結び付けられるということは、研究者をさらに面白い仮説や洞察へと誘う。それが事実ならストーンヘンジの建設は220キロ以上離れた地域のつながりが必要となる。5000年前の新石器時代に、ストーンヘンジを作り利用するために、人と物資がウェールズとストーンヘンジのあるウェセックス地域を行き来していたことになる。

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    https://www.cnn.co.jp/storage/2018/08/04/7de8d35cdd91967521908b1a1020fe8f/02-ancient-finds-exlarge-169.jpg
    https://www.cnn.co.jp/storage/2018/08/04/cf26b74737f15c240d3b25d7c661d9e1/t/768/431/d/05-ancient-finds-exlarge-169.jpg

    https://www.cnn.co.jp/fringe/35123562.html

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    1: しじみ ★ 2018/07/13(金) 14:45:49.97 ID:CAP_USER
    約2500年前の縄文人の人骨に含まれる全ゲノム(遺伝情報)を解析した結果、
    約8千年前の東南アジアの遺跡で出土した古人骨から得られたゲノム配列と似ていることが、
    金沢大学の覚張(がくはり)隆史特任助教(生命科学)らの研究グループの調査でわかった。
    縄文人の全ゲノム配列の解読に成功したのは世界で初めて。日本人の祖先が、どこから来たのかを考えるうえで注目されている。

     研究成果は11日、横浜市で開催中の国際分子生物進化学会で報告されたほか、
    6日付の米科学誌サイエンス電子版に発表された。

     覚張さんらの研究グループは、コペンハーゲン大学を中心とした国際研究チームと共同で調査。
    愛知県田原市の伊川津(いかわづ)貝塚で出土した縄文時代晩期の成人女性の人骨1体について全ゲノム解析を行った。
    日本のような温暖湿潤気候の地域では、人骨のDNAは劣化しやすく調査は難しいとされてきたが、
    最新の研究手法で縄文人の全ゲノム配列を初めて解読した。

     この結果を東南アジア各国の遺跡で出土した人骨25体や現代人のデータと比較すると、
    東南アジアの先史時代の人々は六つのグループに分類できることが判明。
    そのうちの約8千年前のラオスと、約4千年前のマレーシアの遺跡でみつかった人骨のグループのゲノム配列の一部が、
    伊川津貝塚の人骨と類似していた。

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    朝日新聞デジタル
    https://www.asahi.com/articles/ASL7B5V8QL7BPTFC018.html

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    1: しじみ ★ 2018/08/01(水) 01:21:16.88 ID:CAP_USER
    美しいマーブル模様にパープルのアクセント入り。

    地球には月があるように、土星にも月があるんです。それが衛星タイタン。今回ご覧いただく画像は、昨年9月に土星の大気圏で燃え尽きた、土星探査機カッシーニに積まれたカメラ「可視・赤外マッピング分光光度計 (VIMS) 」が届けてくれたもの。分割した画像を合成してきれいに処理した結果、ブ厚い大気の層の下にはこんな星があることを教えてくれたのです。

    下の画像の中央にある、卵の黄身みたいなの。これは人間が肉眼で見た時の状態なんです。その周囲に並ぶのが、タイタンのさまざまな角度からの写真です。

    赤外線カメラで大気層の下に潜む姿を撮影して、RGB値から2種類の赤外線の波長の明るさを見出し、人間の視覚で見た感じに色を調節します。手法はわし星雲の画像処理と同じで、RAW画像を合体させたときに縮小化された詳細を補正するとのこと。

    すると、マーブル模様が美しいタイタンの姿が見事に再現されるのです。
    なにげにタイタンからの画像処理は、上記の工程よりもっと複雑なプロセスを要します。NASAいわく、カッシーニからの画像は太陽光の加減や大気層が動いているため、常に違うタイタンの姿が送られてくるのです。なのでそれらを調節するのに、さらなる労力が必要だったのだそうです。

    ついでにVIMSの記録によると、赤外線の光の波長が乱れているは、タイタンの周りを覆う粒子いっぱいの大気層のせいではなく、可視光線の波長がそうなっているからだとあります。これはあたかも、赤いフィルムのメガネで隠されたメッセージが見えるのと同じような現象とのことです。

    さまざまな調査から、タイタンは地球の月より50%大きく、液体炭化水素の海と川と湖が地表を覆い、液体メタンの嵐が吹き荒ぶことがわかっています。そして、もしかしたら炭素と窒素が独自の生態系を生み出している可能性も? と疑う科学者たちも一握りいたりします。

    いつか行われるであろう次の土星探査は、Netflix映画『タイタン』のように強制進化させた人類を送り込み、植民地化するための第一歩になるのかも?

    Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US[原文]
    https://gizmodo.com/new-images-show-saturns-moon-titan-in-incredible-detail-1827746054

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    https://www.gizmodo.jp/2018/07/cassini-huygens-ircamera-titan.html

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    1: しじみ ★ 2018/07/27(金) 00:25:21.34 ID:CAP_USER
     エーザイは26日、開発中のアルツハイマー治療薬の第2相臨床試験(治験)で認知機能の低下を抑える効果を確認したと発表した。
    認知機能の低下などを30%近く抑えられたとしている。同社はこの結果を受けて、実用化に向けた最終段階の治験に取り組む方針。

     米シカゴで開催中のアルツハイマー病協会国際会議で発表した。
    米バイオジェンと共同開発する抗体医薬品「BAN2401(開発名)」で、
    認知症の原因物質とされるタンパク質「アミロイドベータ(Aβ)」除去を狙う。

     第2相治験は2012年~18年にかけ、日米欧などで856人を対象に実施した。
    エーザイが開発した独自の評価指標で、プラセボ(偽薬)を投与した患者と比べて病気の進行が30%抑えられたという。

     エーザイは1997年に国内勢初の認知症薬「アリセプト」を発売し、ピーク時には年3000億円超を売り上げた。
    アリセプトは症状を和らげるのが限界で、進行を抑える効果はなかった。

     アルツハイマー治療薬の開発は、大手各社の失敗が相次いでいる。
    18年に入り米メルクが「ベルベセスタット」、米イーライ・リリーと英アストラゼネカが「ラナベセスタット」について、
    十分な効果が見込めないとして最終段階の第3相治験の結果を受けて開発を中止した。



    日本経済新聞
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33424050W8A720C1000000/

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    DjKA6rRUUAMyock
    1: 朝一から閉店までφ ★ 2018/08/01(水) 13:55:48.53 9
    2018年08月01日 10時00分 公開
    「桃が5個あります。3個もらうと全部で何個になりますか」 足し算とも引き算ともとれる算数の問題が難しい
    出題された小学生は、「もともと5個ある桃は誰のなの?」と困惑。
    [沓澤真二,ねとらぼ]

     「桃が5個あります。3個もらうと全部で何個になりますか」という、一見簡単そうで解答に困る算数の文章題がTwitterで話題となっています。桃がどこから誰へ移動しているのか、文章が不明瞭でどうとでも解釈できてしまう。

     この問題、自分が5個持っているところに、さらに3個もらったとして、「5+3=8」で「桃は全部で8個」と答えさせたいように見えます。
    しかし、どこかに5個ある桃を3個取ったとすれば、もともとの桃は5-3で2個になるとも読めます。文章としては「どこかから3個もらったのだから、手元にある桃は全部で3個」
    「5個あるうちの3個が移動しようと、桃は全部で5個」といった解釈もでき、考えるほどに正解が分からなくなってきます。

     問題文は投稿主のゆき乃(@yukiNoy)さんが、小学1年生の息子さんと解いたドリルを紹介したもの。
    息子さんは「もともと5個ある桃は誰のなの?」と困惑しながら、どこかに5個ある桃から3個もらったと解釈し、「5-3=2」と式を立てました。
    正解とも不正解とも判断できない解答に、ゆき乃さんも「桃はどこに5個あって、誰がどこから3個もらったの?」と考え込んでしまいます。

     このドリルには、「おはじきが7個あります。3個あげると、残りは何個ですか」という問題もありました。これならば「7個あるものを誰かに3個あげた“残り”」を求めるのだから、「7-3=4」が正解と分かりやすいように思えます。

     投稿主は一連の設問に対し、「『主語は常に自分』として、『残りは何個』と聞くものは引き算で解き、
    『全部で何個』と聞くものは足し算で解くといったルールがあるのだろう」と推測。実際、高校生の娘さんに意見を求めたところ、
    「“全部で”とあるから足し算に決まってる」と即答されたそうです。それでも、その「決まってる」は出題者への忖度(そんたく)なのでは? と、疑問を投げかけています。

     ツイートには、「問題の文章がおかしいのだから、足し算しても引き算しても正解とすべき」「『桃を5個持っています。“もう”3個もらうと~』ならまだ分かるのに」など、
    どうとでもとれる問題文への批判が多数。「文が簡素化されすぎていてストーリー性がなく、文章題である意味がない」という意見もありました。
    また、「“全部で”と聞かれているのだから足し算。そういうものだと割り切るよう教えられた」といった報告も散見されます。

     ゆき乃さんは息子さんの疑問をきちんと認めたうえで、学校で学ぶ「算数」のルールについて「覚えてしまおう」と教えることに。そして「これは一種の処世術のように思いました」と述べています。

    画像提供:ゆき乃(@yukiNoy)さん
    http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1808/01/news038.html
    (沓澤真二)

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    1: しじみ ★ 2018/08/06(月) 16:22:33.55 ID:CAP_USER
    病気や事故によって臓器が機能しなくなったとき、臓器移植によって他人の健康な臓器と取り替えて機能を回復させることがあります。しかし、臓器移植は臓器を提供するドナーが現れなければ行うことができず、免疫による拒絶反応によって患者への負担は増大するなど、臓器移植技術は多くの課題を抱えています。そんな中、健康なブタから採取した細胞を研究所の装置内で培養して人工的な肺を作り、生体移植するという実験に成功したことが報告されています。

    We Can Now Successfully Transplant Lab-Grown Lungs
    https://futurism.com/lab-grown-lungs-transplant/

    Engineered pig lung transplant 'a success' - BBC News
    https://www.bbc.co.uk/news/science-environment-45046674

    テキサス大学医学部の研究チームは、ブタの肺から取り出した細胞をバイオリアクターと呼ばれる巨大な培養槽の中で培養し、臓器として成長させてから移植する実験を行いました。研究チームはまず、ブタの肺から、砂糖と洗剤の混合物を使用して全ての細胞と血液を除去しました。細胞と血液がすべて除去されることで、タンパク質で構成された骨格だけの「足場」が残ります。

    次に、さまざまな栄養素を調合した液で満たしたバイオリアクターにこの足場を配置し、さらに足場にレシピエントのブタから採取した細胞を付着させ、30日間培養させることで、「バイオ工学肺」を作り上げることに成功しました。そして、できあがった新しいバイオ工学肺をレシピエントのブタに移植し、定着するかどうかを実験しました。

    すると、移植してから2週間以内に肺の血管がブタと連携し、血液のネットワークが確立し始めていました。さらに2ヶ月ほど観察を続けましたが、レシピエントのブタの免疫系が新しい肺に対して拒絶反応を示すような兆候はみられませんでした。さらに、健康な肺の中に自然生息する微生物も発見されたとのこと。研究チームは4匹のブタで実験を行いましたが、その全てで移植が成功したと報告しています。ただし、バイオ工学肺がどれだけ酸素供給能力があるのかはまだ評価しきれておらず、2ヶ月で肺が十分成熟したかどうかはわからないと、研究チームは述べています。

    研究に携わったテキサス大学医学部のジョーン・ニコルス教授は「この技術をヒトに応用することができれば、ドナーによって肺が提供されるまで順番待ちする必要がなくなります。また、拒絶反応を抑えるための免疫抑制剤の摂取も必要となくなることが期待できます」と語っています。また、バイオ工学による肺培養技術を確立するためには、バイオリアクターを組織の発達を適切にサポートできるように改良していく必要があると、ニコルス教授は語っています。
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    https://i.gzn.jp/img/2018/08/06/lab-production-pig-lung/a02_m.jpg

    GIGAZINE
    https://gigazine.net/news/20180806-lab-production-pig-lung/

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    1: しじみ ★ 2018/08/05(日) 18:47:41.76 ID:CAP_USER
    天文衛星「すざく」などによる観測とシミュレーション研究により、天の川銀河の中心から噴出するガンマ線バブルとX線で見られる巨大ループ構造が、共に1000万年前に起こった大爆発の痕跡である証拠が突き止められた。
    【2018年8月2日 早稲田大学】

    宇宙には多数の銀河が存在しており、その中には強い電波や激しいジェットを放射するなど活発な活動を示すものも見られる。

    現在の天の川銀河は活動性を示さず、静かで大人しい状態にあるが、過去には激しく活動をしていた可能性を示す観測的な証拠が見つかりつつある。2010年には、天の川銀河の中心から銀河円盤の上下方向に差しわたし5万光年にわたって広がる、巨大なガンマ線バブル「フェルミ・バブル」が発見された。もしこのバブルが爆発的に形成されたとすれば、かつて天の川銀河の中心は今より1億倍も明るかったと推測される。

    一方、1970年代から、全天にまたがる巨大ループ構造「ループ1」が電波やX線波長で観測されてきた。これまではこのループについて、太陽系から400光年の近距離にある超新星残骸だと考えられてきたが、フェルミ・バブルを形成した大爆発によって作られた、約3万光年彼方に存在する構造という可能性も考えられる。

    早稲田大学理工学術院の片岡淳さんたちの研究チームは、日本のX線天文衛星「すざく」やNASAの天文衛星「ニール・ゲーレルス・スウィフト」を用いて、フェルミ・バブルを包む高温ガスや巨大ループ構造を網羅的に観測し、ループ構造までの距離や生成起源を調べた。

    ループ構造の外側のガスは約200万度で、これは銀河全体を包み込む高温ガス(銀河ハロー)と考えられる。これに対し、ループ構造の上ではガスの温度は約300万度とさらに高温で、かつ密度も高いことが観測から示された。また、ループ構造は天の川銀河内のかなり遠方に存在することもわかった。

    ガスの密度が高いのは、何らかの膨張により圧縮されたガスがそこにたまっていることが原因と考えられる。その要因として、銀河中心の爆発で生じた衝撃波が銀河ハローを圧縮・加熱したと仮定すると、現状の大きさまでフェルミ・バブルが広がるのに約1000万年かかる。つまり、これらの仮定が正しければ、1000万年前に天の川銀河の中心で起こった爆発により、フェルミ・バブルやその外側の巨大ループ構造が一気に形成されたことになる。

    シミュレーション計算でも、1000万年前の爆発によって掃き集められた銀河ガスの密度が高くなり、ループ構造を形成しながら約300万度まで加熱されることが示され、仮定の妥当性が確認された。爆発の起源としては、銀河中心付近での大量の星形成や活動銀河ジェットに類似したエネルギー注入が考えられるという。

    銀河中心のフェルミ・バブル、巨大ループと、太陽系の位置関係

    フェルミ・バブルや巨大ループ構造は、天の川銀河が過去に膨大なエネルギーを宇宙空間に放出していた証拠である、つまりかつて天の川銀河も激しく活動していた証拠とみられることが、今回の研究で示された。数十億年~100億年ほどの長い銀河の寿命のうちのわずか1%に相当する1000万年以下の短い期間で、天の川銀河は予想外に活発な爆発を繰り返し、激しい進化を遂げていたのかもしれない。


    ガンマ線全天図とガンマ線バブル、X線全天図と巨大ループ構造
    (上)ガンマ線全天図とフェルミ・バブル、(下)X線全天図と巨大ループ構造
    http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/08/13115_allsky.jpg
    フェルミ・バブルと巨大ループ、太陽系の位置関係
    http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/08/13116_position.jpg

    http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10077_loop

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    no title
    1: しじみ ★ 2018/08/05(日) 18:42:49.04 ID:CAP_USER
    国際的な研究チームがエジプトのギザの大ピラミッドの物理的特性を解析した結果から、
    ピラミッドは電磁エネルギーを内部で共鳴させていくつかの部屋に集中させることが可能な構造になっていることが明らかにされました。
    ピラミッドということで非常にスケールの大きな発見なのですが、実際にはこの成果はナノ粒子の分野にも新たな発見を見いだすことにつながる可能性があります。

    Electromagnetic properties of the Great Pyramid: First multipole resonances and energy concentration: Journal of Applied Physics: Vol 124, No 3
    https://aip.scitation.org/doi/10.1063/1.5026556

    Study reveals the Great Pyramid of Giza can focus electromagnetic energy
    https://phys.org/news/2018-07-reveals-great-pyramid-giza-focus.html

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    thumbnail_mathmark
    1: 名無しさん@おーぷん 2018/08/05(日)13:19:23 ID:oIC
    もうちょっとマシな嘘つけや
    子供でも騙されへんやろ

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    1: 樽悶 ★ 2018/08/05(日) 14:16:23.97 ID:CAP_USER9
    青谷上寺地遺跡から出土した人骨(県埋蔵文化財センター提供)
    https://www.yomiuri.co.jp/photo/20180803/20180803-OYTNI50069-L.jpg

     ◇青谷上寺地遺跡 日本人ルーツ解明へ

     ◇県教委など

     県教委は3日、青谷上寺地遺跡(鳥取市青谷町)で見つかった弥生時代後期の人骨約40点を使って、DNA分析する調査を国立科学博物館などと始めたと発表した。弥生時代後期の人骨をこれほどまとまった形でDNA分析するのは初めて。

     調査は、同館と国立歴史民俗博物館、県埋蔵文化財センターなどの共同研究。青谷上寺地遺跡では、約5300点に及ぶ人骨が出土しており、そのうち約40点から、微量の骨を削り取り、ミトコンドリアDNAや核DNAの分析を行う。弥生時代前期の人骨のDNA分析は、九州北部の甕棺墓(かめかんぼ)に納まった人骨を使ったものなどがあるが、後期で多数の人骨を分析した例はないという。

     調査では、髪の毛や肌、瞳の色などの身体的特徴のほか、すでに分析が進んでいる大陸や朝鮮半島、在来の縄文人の遺伝的特徴と比較することで、日本人のルーツの解明につながる可能性がある。

     県教委の担当者は、「弥生時代後期の人に関するデータは少なく、縄文時代から日本人がどう変化してきたかを知る糸口になることを期待したい」としている。

     DNAの分析を受け、県は「青谷人プロジェクト」として、研究成果を紹介するフォーラムの開催や、フィギュアによる人体の復元などを検討している。

    読売新聞 2018年08月04日
    https://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20180803-OYTNT50218.html

    ★1:2018/08/05(日) 01:27:21.56
    http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1533400041/

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