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    1: しじみ ★ 2018/08/04(土) 11:32:30.80 ID:CAP_USER
    【8月2日 AFP】
    病院で検出される細菌の中に、手洗い用洗剤や消毒液に含まれるアルコール性消毒剤が効きにくくなっているものがあり、感染症の拡大を招く一因になっていると、オーストラリアの研究班が1日に発表した報告書で警鐘を鳴らしている。

     イソプロピルアルコールやエチルアルコールを基材とする手指用の消毒剤やせっけんは世界中で広く使用されており、耐性菌の一種のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を劇的に抑制してきた。

     しかし研究班は、腸内細菌の一種で、医療現場で用いられるカテーテルや人工呼吸器などを介して広がる恐れのあるエンテロコッカス・フェシウムが増えていることに着目。

     米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(Science medical_virus_kouseibusshitsu_yakuzai_taiseikin
    Translational Medicine)」に掲載された論文で、「アルコール性消毒剤を使っているにもかかわらず、耐性のあるエンテロコッカス・フェシウムが増殖しており、院内感染症の主因の一つになっている」と指摘した。

     研究班はこの菌の増殖原因を究明するため、1997~2015年にオーストラリア・メルボルンの病院2か所から採取した細菌サンプルを分析。

     その結果、「2009年以降に分離された菌は2004年以前の菌と比べて、概してアルコール耐性が強い」、つまりアルコールにさらされて死滅するまでの時間がより長いことが分かったという。

     ただ研究班は、このような結果が得られたとはいえ、病院における手指用消毒剤の使用中止を提案する意図はないと説明。「病院や医療現場でエンテロコッカス・フェシウムを抑制するためには、アルコール性消毒剤だけに頼ることはできないということが示唆された」として、他の洗浄方法の必要性を提起している。(c)AFP

    http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/5/0/320x280/img_50b820f67426af2bc57c8a8239a81cb9140431.jpg

    http://www.afpbb.com/articles/-/3184766

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    hito2_genjin_java_pekin
    1: 野良ハムスター ★ 2018/07/08(日) 22:38:23.39 ID:CAP_USER
    現代の科学界で、当たり前のように唱えられているダーウィンの進化論。社会の授業で、「人間の祖先は700万年前に現れた猿です」と習う私たち。神の存在を全否定するために作られたこの理論を、根底から覆すような科学的データが報告された。

    米ニューヨーク・ロックフェラー大学のマーク・ストークル氏(Mark Stoeckle)と、スイス・バーゼル大学のデビッド・タラー(David Thaler)氏は共同で、アメリカの遺伝子データバンク(GenBank)にある10万種の生物種の DNA から抽出された、500万の遺伝子断片である「DNA バーコード」を徹底的に調査した。

    その結果、ほとんどの動物がヒトとほぼ同時期に出現したことを示す証拠を発見。人間を含む現在地球上に存在する生命種のうちの 90%が10万~20万年前に出現したことが明らかになったという。

    「驚くような結果でした。私自身、それに厳しく反論できるよう試みました」とタラ―氏はAFPに話す。

    この結果の証拠とするのは、いわゆる「中立な遺伝子変異」にばらつきがなかったこと。中立な遺伝子変異とは、世代を超えて生じる分子レベルでの微少な変化のことで、集団内でそれが固定化されることにより、分子進化が起こるという説。この遺伝子変異がどれくらい起こっているのかを調べることにより、その種が誕生したおおよその時期を特定できる。

    地球上に存在する生命のほとんどは10万年から20万年前に、ほぼ同時期に現れたとすると、それより以前に存在した生命は、何らかの災難により「一掃された」とする仮説も成り立つ。

    さらに、今回の研究で分かったのは、「生物種には非常に明確な遺伝的境界があり、2つの間に位置する中間種は何もなかった」ということ。ダーウィンが主張した「間にある生物種」が存在しないということは、つまり猿が人間に進化する過程の、いわゆる「猿人」も存在しないということになる。

    タラー氏はAFPに対して、「中間にあるべきはずの種がないことについては、ダーウィンも困惑しているのではないか」話している。

    同研究は、人類進化学の専門誌「ヒューマン・エボリューション(Journal of Human Evolution)」に掲載された。

    http://www.epochtimes.jp/2018/07/34436.html

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    hito2_genjin_java_pekin
    1: しじみ ★ 2018/07/18(水) 20:12:14.39 ID:CAP_USER
    700万年に及ぶ人類史。私たちホモ・サピエンスは現在も存続していますが、
    その700年の歴史は、ホモ・サピエンス以外の人類に視点を移せば、“絶滅の歴史”ということもできます。

    『サピエンス全史』のヒットにより、多くの人の関心を集めるところとなった〈人類の歴史〉と〈私たちのこれから〉。
    今回は、著書『絶滅の人類史』で
    「ホモ・サピエンスはネアンデルタール人よりも頭が良かったから生き残った」という従来の常識を覆した
    分子古生物学者の更科功さんに、その真意をお聞きしました。

    ■運命は種の優劣では決まらない

    ――ホモ・サピエンスの台頭とともに、ネアンデルタール人などの人類は絶滅していきました。
    ホモ・サピエンスがほかの人類を滅ぼした、ということでしょうか。

    ホモ・サピエンスがネアンデルタール人を殺した、という説は従来から唱えられてきました。
    しかし、これは誤りであると私は考えています。

    たしかにホモ・サピエンスの骨と、
    石器による傷がついたネアンデルタール人の子供の骨がフランスの同じ遺跡から発見されており、
    ネアンデルタール人の子供が殺されて食べられたことが推測されます。

    ところが、じつはこれら以外に、殺害の証拠資料はほとんど見つかっていない。
    両者が時に争ったことは間違いありませんが、集団同士の大規模な衝突はなかった、と見るべきでしょう。

    人類史には明確な史料が存在しないため、このような誤った通説が少なくありません。
    典型的な例が「ホモ・サピエンスはネアンデルタール人よりも頭が良かったから生き残った」という説です。

    ――私も、本書を読むまではそう信じ込んでいました。

    そのような「常識」に対するアンチテーゼを示したい、というのが執筆中も意識していた点です。
    ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の脳を比べると、むしろネアンデルタール人のほうが大きく、
    前頭葉の面積はほぼ同じです。

    にもかかわらず、ホモ・サピエンスのほうが知能が高かった、とするのは論拠に乏しい。
    あくまでも前者が「生き残った」という結果から逆算して推測しているにすぎず、純粋な比較ではない。

    そもそも、脳の大きさは知能を決定付けるものではありません。つまり、少なくとも現時点において、
    どちらの頭脳が優れていたかを断定できるはずがないのです。

    ――ホモ・サピエンスがネアンデルタール人を殺したわけではなく、しかも頭が良かったわけでもない。
    それでは、ネアンデルタール人が滅亡してホモ・サピエンスが生き残ったのはなぜでしょうか。

    私は大きな理由として、ホモ・サピエンスが他の人類よりも痩せていたことが挙げられる、と考えています。

    ホモ・サピエンスの体格は華奢で、そのために小食でもエネルギーが足ります。言い換えれば燃費がよい。

    折しも、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人が共に生きた時代は氷河期でした。
    つまり温暖なときよりも食糧が少ない時代で、獲物を捕まえるために動き回らざるをえない。

    すると有利なのは燃費の悪いネアンデルタール人よりも、食糧が少なくても生きることができ、
    動き回るのが得意な小さな身体のホモ・サピエンスでした。だからこそ、生き残ることができたわけです。

    しかし、重ねて申し上げるとこれは「ホモ・サピエンスが優れていた」ことを意味するものではありません。
    もし氷河期が訪れず、温暖で食糧事情が豊かな時代が続いたとしたら、
    生き残ったのはネアンデルタール人だと考えられるからです。

    つまり、両者の運命を分けたのは種の優劣ではなく、どちらが当時の環境に適していたか、という点にすぎないのです。

    http://hon-hikidashi.jp/wp-content/uploads/2018/07/180712voice-sarashina.jpg

    ほんのひきだし
    http://hon-hikidashi.jp/know_learn/56435/

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    bug_gokiburi
    1: 野良ハムスター ★ 2018/07/24(火) 17:11:03.08 ID:CAP_USER
    シェアリングテクノロジーは7月17日、「ゴキブリ実態調査」の結果を明らかにした。同調査は2015年5月~2018年4月、全国から寄せられたゴキブリ駆除相談に関するデータ4,365件をもとに分析したもの。

    https://news.mynavi.jp/article/20180719-666669/images/001l.jpg

    年間で最もゴキブリ駆除の相談が多かった月を集計したところ、1位は「7月」(832件)だった。次いで「8月」(751件)、「9月」(613件)となっている。「12月~2月」の真冬の時期も89件~94件あり、平均すると「88.6件/月」の相談があったことがわかった。

    最も暑くなる8月よりも7月の相談件数の方が多いが、これは日本でよくみられるチャバネゴキブリの習性が関係するという。チャバネゴキブリが生きるのに適した気温は「25°C」で、全国的にこの適温に最も近い気温になるのが7月であるとのこと。

    ゴキブリ駆除相談のデータから「どの都道府県が最もゴキブリが発生しやすいのか」を調べたところ、1位は「東京都」、2位は「沖縄県」、3位は「富山県」だった。東京都は人口密集度やゴミ排出量に関連していると考えられ、同様に人口密集度やゴミ排出量が多い愛知県(4位)、神奈川県(6位)、大阪府(10位)も上位にランクインしている。

    3位に富山県がランクインした理由については、「湿度が非常に高い」という富山県の特徴が挙げられるという。1981~2010年における富山県の年間相対湿度は「77%」と沖縄県の「74%」より高い。ゴキブリは湿気の多い場所を好むという特徴があるため、多湿な富山県はゴキブリの生息に適した環境となっているとのこと。

    https://news.mynavi.jp/article/20180719-666669/images/002l.jpg

    ゴキブリを発見した場所について調べると、最も多い場所は「キッチン」(38.4%)だった。「リビング」(12.1%)、「風呂場」(9.1%)も多い。場所を問わず「家全体」は10.1%で「エアコン」も5.1%みられた。キッチン、風呂場、洗面所、トイレといった「水回り」でゴキブリを発見した割合は、全体の52.5%を占めている。

    ゴキブリは掃除されていない家具の裏側を始め、不衛生な場所を移動している場合が多い。そのため食中毒を引き起こす「サルモネラ菌」や、赤痢の原因になる「赤痢菌」などの病原体を所有しており、人間が感染する危険度が高くなるという。

    また、ゴキブリは狭い隙間にも入り込むことができるので、熱を発している家電の内部に侵入して暖を取る場合もあるそうだ。電子基板にゴキブリが触れると漏電の原因になり、家電の故障のほか、最悪の場合は火事になるケースも。

    ゴキブリの外部からの侵入を防ぐためには、網戸が破れている場合は新しいものに張り替えることや、網戸とサッシの間に隙間がある場合は「すきまテープ」などでこまめに塞ぐのも良い。

    このほか、家の中のゴキブリ対策として気をつけたいのが生ゴミ。ゴミ箱は密閉できるふた付きのものを選び、生ゴミを入れるゴミ袋は隙間ができないように固く結ぶことが大切とのことだ。

    https://news.mynavi.jp/article/20180719-666669/

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    time_machine
    1: しじみ ★ 2018/06/23(土) 22:40:22.14 ID:CAP_USER
    人類を未来へ連れて行ってくれる「タイムマシン」が開発されるのは、もはや時間の問題と言っていいでしょう。

    2015年9月にロシアの宇宙飛行士であるゲンナジー・パダルカ氏は、
    「ISS(国際宇宙ステーション)」から地球に帰還しました。
     
     このミッションは彼にとって6度目の宇宙滞在であり、地球大気圏外の累積滞在時間で879日という新記録を樹立しました。
    そして、地球の軌道上を高速で周回するISSで計2年半を過ごしたことで、
    パダルカはタイムトラベラーにもなりました。アインシュタインの一般相対性理論を身をもって体験したのでした。
     
    「パダルカ氏が今回宇宙から帰還したとき、彼は44分の1秒未来の地球に来たことになります」、
    そう話すのはプリンストン大学の物理学者で、
    2001年の書籍『Time Travel in Einstein's Universe』
    (邦題『時間旅行者のための基礎知識』)の著者であるJ・リチャード・ゴット氏。
    さらに重ねて、「彼は文字通り、未来に降り立ったんです」とゴット氏は強調して語りました。

     地球で過ごしていた場合よりも、コンマ数秒分若くなったということにそれほどの驚きはないかもしれません。
    ですがゴット氏によれば、それでもパダルカ氏は、現代のタイムトラベル記録を塗り替えたことになると言うのです。

     名画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンのような形ではありませんが、
    タイムトラベルはまったくのフィクションではないのです。ゴット氏のような天体物理学者たちの中には、
    タイムマシンの実現に関して確信をもっている人も少なくないのです。

     そして、そこでその鍵となるのが、パダルカ氏のいた
    「ISS」の軌道周回速度をはるかに上回る強烈なスピードなのです。

    ■タイムトラベル短期集中コース

    20世紀までは、「時間」というものは完全に不変なものであり、
    タイムトラベルは科学的に不可能だと考えられていました。
     
     アイザック・ニュートンは1680年、「時間は外部の力や場所の条件に関わらず、
    宇宙全体で一定の速さで流れる」と考えました。
    そしてその後、2世紀にわたって科学界はニュートンの理論を基礎としてきたのです。
    そこに、その後登場したのが26歳のアルバート・アインシュタインでした…。
     
     アインシュタインは1905年、「特殊相対性理論」の論文を発表。その後、
    この枠組みを使って10年後に「一般相対性理論」をまとめました。
     
     宇宙に関するアインシュタインの決定的な予想は多くのものをもたらしました。
    そのなかでも注目すべきは、「時間」に関係しているものです。もっとも注目すべきは、
    「時間は速度によって伸び縮みし、物体や人がどのくらいのスピードで動いているかによって、
    遅くなったり、早くなったりする」という考え方です。

     1971年、科学者は4つのセシウム原子ビーム時計を旅客機にもち込んで世界を飛び回り、
    その後、地上に置いた時計と比較する実験を行いました。この結果、微小な時間差が生まれたことにより、
    アインシュタインの発見が正しかったことを証明したのです。
    また、あなたが使うスマートフォンのなかにも、
    アインシュタインの理論を立証するある技術が搭載されているのをご存じですか?

    「アインシュタインの一般相対性理論がなければ、人間が使うGPSシステムは正常に動作しないでしょう」
    …そう話すのは宇宙物理学者で、
    書籍『Time Traveler: A Scientist's Personal Mission to Make Time Travel a Reality』
    (邦題 『タイム・トラベラー タイム・マシンの方程式を発見した物理学者の記録』)の著者であるロン・マレット氏。

    https://esquire.jp/var/mensclubjp/storage/images/lifestyle/tech/timemachine18_0622/01/1623208-1-jpn-JP/_1_rect980.jpg

    関連動画
    Why GPS wouldn't work if we didn't know about relativity
    https://youtu.be/HiFW2d2gvt8



    https://esquire.jp/lifestyle/tech/timemachine18_0622/01/
    続く)

    body_brain_nou
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    yubiwa_diamond
    1: 野良ハムスター ★ 2018/07/18(水) 17:51:10.70 ID:CAP_USER
    「ダイヤモンドは地球規模で考えればまったく珍しいものではなく、比較的ありふれた鉱物だ」と研究者が語るほど、大量のダイヤモンドが地球内部に眠っていることが、マサチューセッツ工科大学(MIT)やハーバード大学などの共同研究によってわかりました。

    Sound waves reveal diamond cache deep in Earth’s interior | MIT News
    http://news.mit.edu/2018/sound-waves-reveal-diamond-cache-deep-earths-interior-0716

    天然では最も硬い物質であることで知られているダイヤモンドは、炭素が地球内部の高温高圧な条件で結晶化したもので、地殻中の採掘可能な深さにまで浮上してくることで入手できるようになります。このようなルートを辿るためダイヤモンドの産出量は1年に20~30トンほどと少なく、その希少性と透明度の高さから、非常に高価な宝石となっています。

    ダイヤモンドが産出される場所は限られていて、北アメリカ・東ヨーロッパ・アフリカなど、「クラトン」あるいは「安定陸塊」と呼ばれる地殻部分上です。クラトンは、地球の表面を覆う地殻の中でも古くても5億年は安定している部分で、マントルにまで食い込んでいるため地殻変動の影響をほとんど受けません。

    研究チームが、地殻を伝わる地震波の速度を研究していたところ、クラトン深部の「根」と呼ばれる部分で地震波の伝わる速度が速くなることがわかりました。なぜ地震波が速くなるのか、地震波の速度からクラトンの根の成分を解析したところ、根の部分はダイヤモンド・マントル由来のかんらん岩・エクロジャイトで構成されていることが明らかになりました。研究チームによると、ダイヤモンドの体積比はクラトンの根の最大2%で、その総量はおよそ1000兆トンになるとのことです。ただし、クラトンの根は深さおよそ100~200キロメートルもあり、今の技術ではその深さまで採掘を進めることは不可能だとのこと。

    MITの地球・大気・惑星科学の研究者であるウルリッヒ・フォール氏は「ダイヤモンドは地球規模で考えればまったく珍しいものではなく、比較的ありふれた鉱物だということがわかりました。地中深くに眠るダイヤモンドを入手することは現代の技術では不可能ですが、それでもこれまでに考えていたものよりもずっと多くのダイヤモンドが地中に存在しているのです」と語っています。

    https://gigazine.net/news/20180718-diamond-in-the-earth/

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    smartphone_battery_off
    1: 野良ハムスター ★ 2018/07/23(月) 16:23:56.41 ID:CAP_USER
    オーストラリアのアデレード大学の学者たちが、スマートフォンを瞬時に充電できるユニークな技術を開発した。ABC Newsが報じた。

    なお、同技術は今のところiPhoneでのみ利用可能。

    新たな開発は、iPhoneのバッテリーを、エネルギーの取得と分配を司る特別なセンサーを備えた特殊な量子デバイスに交換するというもの。

    なお学者たちは現在、デバイスの安全性を明らかにしようとしている。学者らは今後、同技術を別のスマートフォンでも使用するための作業に着手する。

    https://jp.sputniknews.com/science/201807235149296/

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    1: 野良ハムスター ★ 2018/07/12(木) 09:06:54.38 ID:CAP_USER
    80年以上前に存在が予言された幻の「マヨラナ粒子」が実際に存在することを世界で初めて実証したと、京都大などのグループが12日付の英科学誌ネイチャーに発表した。電気を通さない固体の中で、電子があたかもマヨラナ粒子のようにふるまう現象を観測したという。将来的には量子コンピューターなどへの応用が期待される。

    マヨラナ粒子は、粒子とも反粒子とも区別のつかない「幻の粒子」と言われ、1937年にイタリアの物理学者、エットーレ・マヨラナが理論的に存在を予言した。電気を帯びず極めて質量の小さな素粒子「ニュートリノ」がその本命と考えられているが、証明には至っていない。一方、特殊な条件下の超電導体などでは、電子がマヨラナ粒子のようにふるまう可能性が指摘され、その決定的証拠をつかもうと各国で研究が本格化している。

    笠原裕一・京大准教授(物性物理学)らは、東京工業大のチームが合成した磁性絶縁体「塩化ルテニウム」を用い、その内部を伝わる熱の流れが磁場によってどの程度曲がりやすくなるかを、磁場を変化させながら測定した。

    その結果、ある範囲の磁場では、磁場や温度を変えても、曲がりやすさの値が普遍的な値の2分の1で一定になった。熱を運ぶ粒子が電子の半分の自由度を持っていることを意味し、そのような性質があるマヨラナ粒子が現れたと考えないと説明が付かないという。

    マヨラナ粒子は外部からの影響に対して強く、粒子が持つ情報を安定的に保てるため、量子コンピューターの素子としての応用に期待がかかる。笠原准教授は「これが普遍的な現象なのか、他の物質でも確かめたい。量子コンピューターの実現につながるか今は全く分からないが、その基盤を発見したと言えるのではないか」と話す。【菅沼舞、阿部周一】

    ■ノーベル賞級の成果

    木村昭夫・広島大教授(物性物理学)の話 世界で発見レースが繰り広げられる中、大半の研究がターゲットにしていた超電導体とは別の物質、別の方法を用いてマヨラナ粒子の存在を直接的に示したインパクトは大きい。液体ヘリウムで冷却可能な温度(5ケルビン)で観測できたことも、今後の実験や応用に期待を広げる。ノーベル賞に値する重要な成果だ。

    【ことば】粒子と反粒子

    電子に対する陽電子、陽子に対する反陽子のように、物質を構成する粒子には質量は同じだが電荷が正負逆の反粒子がある。両者は出合うと消滅する。宇宙誕生時は粒子と反粒子が同数できたはずだが、今の宇宙は粒子ばかり。もし宇宙で最も数が多いニュートリノが粒子と反粒子の区別がつかないマヨラナ粒子だとすると、粒子と反粒子の数が非対称になった謎に説明が付くと期待されている。

    毎日新聞2018年7月12日 02時30分(最終更新 7月12日 02時38分)
    https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/07/12/20180712ddm001010024000p/9.jpg
    https://mainichi.jp/articles/20180712/k00/00m/040/178000c

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    1: しじみ ★ 2018/07/27(金) 13:13:26.90 ID:CAP_USER
    【7月27日 AFP】
    国際天文学者チームは26日、超大質量ブラックホールがその近くを高速で通過する恒星に及ぼす重力の影響を観測することにより、
    理論物理学者アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)が提唱した一般相対性理論の予言の1つが正しいことを初めて確認したとする研究結果を発表した。

     アインシュタインは、音波の波長が伸び縮みすることで通過する列車の音の高さが変化するように聞こえるのと同様に、大きな重力によって光の波長が伸びる可能性があると予測していた。

     独マックス・プランク地球外物理学研究所(Max Planck Institute for Extraterrestrial Physics)が主導する国際研究共同体「GRAVITY」の研究者らは、
    太陽系を含む天の川銀河(銀河系、Milky Way)の中心にあるブラックホール「射手座A*(Sagittarius A*)」を使えば、
    アインシュタインの理論を検証するための「申し分のない実験室」ができることに気が付いた。

     ブラックホールは光すら抜け出せないほど強力な重力を持つ極めて高密度の天体。
    超大質量ブラックホールの射手座A*は太陽の400万倍の質量を持ち、銀河系で最大のブラックホールとされている。

     研究チームは、5月19日に射手座A*の近くを通過した「S2」と呼ばれる恒星を追跡観測した。S2の移動速度は時速2500万キロ超に及んだ。

     研究チームはさまざまな測定機器を用いてS2の速度と位置を算出し、アインシュタインの予測と比較した。
    アインシュタインは重力の影響で光の波長が長くなる「重力赤方偏移」と呼ばれる現象を予言していた。
    この赤方偏移はニュートン物理学では説明できない。

     研究チームによると「今回の結果は一般相対性理論と完全に一致」しており、「極めて強力な重力場の影響に関する理解の向上に向けた大きな進展だ」という。
    研究結果は27日の国際天文学誌アストロノミー&アストロフィジックス(Astronomy and Astrophysics)に発表された。

     こうした重力場の影響の測定に成功した観測的研究は、今回が初めてだ。

     欧州南天天文台(ESO)は2016年、南米チリにある超大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)を用いて射手座A*の近くを通過するS2を観測した。
    だが、ESOが当時使用していた機器は、今回の重力赤方偏移を検出できるほど精度が高いものではなかった。

     今回の結果についてESOは、「一般相対性理論の方程式を詳述した論文の発表から100年以上が経過した現在、アインシュタインが正しかったことが再度証明された。
    彼が想像できたと思われるものをはるかに上回る極限環境の実験室で、それが証明された」と述べている。

     天文学者らはすでに、ブラックホールの近くを通る光が曲げられるというアインシュタインの一般相対性理論が予言した別の作用を研究に利用している。
    重力レンズと呼ばれるこの作用は、ブラックホールの背後を観測するのに用いられている。

     重力によるS2の軌道の変化を追跡した一般相対論の最新検証について、天文学者らはこの結果を実用面で利用できる可能性があると期待している。
    今回の結果から、ブラックホール周囲の質量分布に関する情報が得られるかもしれない。(c)AFP

    http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/b/c/810x540/img_bca707809c0d7179a6f79dbd2a9145e6101067.jpg

    AFP
    http://www.afpbb.com/articles/-/3183982

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