◆台風１９号九州の西海上へ＝２０号、強い勢力で北上－２３日午後にも西日本上陸

非常に強い台風１９号は２２日午前、鹿児島県・奄美大島の北を抜け、九州の西海上を北西に進んだ。
九州・奄美では２３日にかけて暴風や高波、大雨に引き続き警戒が必要。

一方、台風２０号は小笠原近海を北西に進んだ。
２３日午後から２４日にかけて強い勢力を保ちながら紀伊半島か四国に上陸する恐れがある。
東海や四国では局地的に１９号の雨と合わせた総雨量が１０００ミリ超となる可能性もあり、気象庁は土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒を呼び掛けた。

２３日午前６時までの２４時間雨量は多い所で、四国３００ミリ、九州南部２００ミリ、東海と九州北部１５０ミリ、近畿と奄美１２０ミリ。
その後２４日午前６時までの同雨量は多い所で、四国と近畿、東海６００～８００ミリ、中国と北陸、関東甲信１００～２００ミリ、九州１００～１５０ミリと予想される。

２３日までに予想される最大瞬間風速は奄美と四国、中国５０メートル、九州南部と近畿４５メートル、九州北部と東海、北陸３５メートル。
波の高さは四国１０メートル、奄美と九州南部、近畿９メートル、九州北部と東海、小笠原諸島８メートルの見込み。

１９号は２２日午前９時、長崎県五島市の南南西約２９０キロの海上を、時速２０キロで西北西に進んだ。
中心気圧は９５０ヘクトパスカル、最大風速は４５メートル、最大瞬間風速は６０メートル。
半径１５０キロ以内が風速２５メートル以上の暴風域、東側４１０キロ以内と西側３００キロ以内が風速１５メートル以上の強風域。

２０号は午前９時、小笠原諸島・父島の南南西約３９０キロの海上を時速３０キロで北西に進んだ。
中心気圧は９５５ヘクトパスカル、最大風速は４０メートル、最大瞬間風速は６０メートル。
東側１７０キロ以内と西側１１０キロ以内が暴風域、東側５６０キロ以内と西側２８０キロ以内が強風域。　

時事通信社　2018年8月22日 10時38分
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